宣材写真の著作権は?| 後楽園スタジオ
芸能人などの宣材写真の著作権が誰に帰属しているか気になったことはありませんか?こちらのページでは大切な宣材写真の著作権について解説したいと思います。
宣材写真の著作権の帰属先
何も契約がない場合は基本的に宣材写真の著作権はカメラマン(写真家)に帰属します。しかし、宣材写真を撮影する際には様々な場合があり契約状況などにより帰属先は異なります。
誰が?どこが?資本を出すかによって著作権の帰属先が決まる場合もあります。
宣材写真など写真撮影を依頼する際は著作権などの権利が誰に帰属しているかを確認することでトラブルを防ぐことができます。
著作権について考えられる帰属先一覧
- カメラマン
- 撮影サービスを提供している写真スタジオ
- 制作会社や広告代理店
- 掲載媒体
- プロダクション
- 被写体
著作権の帰属先についての解説
- カメラマンの著作権帰属に関して
- 上記でも説明しましたが特に契約がない場合には宣材写真の著作権はカメラマンに帰属します。ただし、撮影の内容や契約、クライアントとの関係などによりカメラマンは著作権を放棄します。しかし、カメラマンとして著作権の権利を主張し使用されるごとに費用を請求する場合も考えられます。例えば、カメラマンはストックフォトでは著作権料の請求により収益を得ています。
- 撮影サービスを提供している写真スタジオなど業者の著作権帰属に関して
- 写真スタジオなど宣材写真の撮影サービスしている業者はお客様からお金をもらって撮影するので著作権は放棄している場合が多いと思います。しかし、放棄してない業者もあるので撮影前に確認をして依頼することをお勧めいたします。
- 制作会社や広告代理店などの著作権帰属に関して
- 宣材写真だけに限った話ではありませんが、制作会社や広告代理店が撮影を取り仕切る場合に著作権、肖像権などを買い取る契約の場合があります。クライアントとして制作や広告出稿に資本を出し依頼する場合や出演者として依頼される場合には権利関係を綿密に確認した上で契約することをお勧め致します。
- メディアなどの著作権帰属に関して
- こちらも宣材写真だけに限った話ではありませんが、出版社やメディアが撮影を取り仕切る場合に著作権、肖像権などを買い取る場合があります。出演者として依頼される場合には権利関係を綿密に確認した上で契約することをお勧め致します。
- プロダクションの著作権帰属に関して
- 芸能関連でのお話ですが、プロダクションに所属しているモデル、俳優、声優など芸能人の方は所属契約時に著作権、肖像権など権利関係の詳細は契約書に盛り込まれていると思います。もちろん権利の帰属の取り決めは事務所によって違いがあります。宣材写真の権利関係が気になる方はマネージャーさんに直接ご確認ください。
- 被写体の著作権帰属に関して
- 被写体であるご自身で費用を出して個人のカメラマンや写真スタジオに宣材写真などの撮影を依頼する場合は、著作権、所有権など権利の帰属先を事前確認し写真の使用可能範囲をご確認する事をお勧めいたします。被写体ご自身で費用を出した場合でも権利関係を主張する個人のカメラマンや写真スタジオは存在します。
まとめ
宣材写真の著作権についての解説でした。著作権、肖像権などは厳しい法律で定められてるので無断使用すると高額請求される場合もありますし最悪は逮捕される場合もあります。
皆さんも面倒だとは思いますが権利関係は確認しながら使用、利用する事をお勧めいたします。