バストアップ写真ってどれくらい?どこからどこまで?| 後楽園スタジオ

投稿日:2023年2月3日

更新日:2023年12月14日

著者: 瀧下 千秋

オーディション写真、宣材写真、婚活写真、就活写真などプロフィール写真関連のよく出てくるキーワードとしてバストアップ写真、バストアップの写真、バストショットという言葉があります。これはいったいどのようなもなのでしょうか?こちらではバストアップ写真について解説します。

バストアップ写真ってどれくらい?どこからどこまで?

バストアップ写真とは頭のてっぺんから胸下くらい(みぞおちあたり)までが写った写真をさします。

*胸をアップした写真ではないのでご注意ください。

両肩は入れるべきか?
バストアップ写真を提出する際に気にするべきポイントとして「両肩を入れるべきか?」という問題があります。縦長の写真(例えば縦横比3:2の写真やL判写真)に限った事ですが、バストアップ写真として頭のてっぺんから胸下くらいまでの範囲を忠実に撮影すると両肩が枠に入らない場合があります。そして、ポーズ、顔の大きさ、肩幅、写真の比率によってもかなりの違いがあります。

※L判の縦横比率は4.3:3(約4:3)です。詳しくは、L版サイズ(L判サイズ)-写真サイズをご覧ください。

縦横比3:2で忠実に撮影したバストアップ写真
縦横比3:2で両肩が入るように撮影したバストアップ写真
提出する先でニュアンス、認識が異なる
ご注意いただきたいのが、オーディション写真や婚活写真(お見合い写真)、就活写真など場合により、企業により、また人によって上記の「両肩を入れるべきか?」というバストアップ写真の認識、ニュアンスは異なります。
バストアップ写真についてのチェックポイント
バストアップ写真を提出する際の簡易的なチェックポイントです。こちらのチェックポイントをご利用頂く事で「提出先が求めるバストアップ写真の認識、ニュアンス」を理解することができ、スムーズにバストアップ写真の提出をすることが出来る確率が上がります。ご参考にして頂けると幸いです。
  • 両肩を入れるべきか?
  • 肩が入るか入らないかにかかわらず忠実に撮影したバストアップ写真が求められているのか?
  • 写真の縦の長さに対する顔の大きさは何パーセントにするべきか?の指定があるか?
  • 使用する写真、画像の縦横比の指定はあるか?

各種ジャンルでのバストアップ写真

オーディション写真、婚活写真(お見合い写真)、就活写真(就職活動の証明写真)でのバストアップ写真について解説します。

オーディション写真でのバストアップ写真

オーディション写真として使用する際のバストアップ写真はどのくらい?

各種オーディションの書類選考で求められる縦長の写真(L判写真:縦127mm×横89mmなど)では丁度両肩が入るくらいを求めている場合が多いです。

よって、顔の大きさ、肩幅、首の長さなど被写体のバランスや撮影の角度、写真の縦横比率にもよりますが、頭のてっぺんから腰くらいまでが写った写真(ウエストショット、ウエストアップ写真)をバストアップ写真として提出する事が多くみられます。

もちろん、忠実なバストアップ写真として両肩が枠に入らない頭のてっぺんから胸下くらいまでの範囲を撮影した写真を求めているオーディションもあるので応募するオーディションの募集要項を必ずご確認ください。

オーディションではフェイスアップ写真が求められる場合もある

オーディションの書類選考をする担当者は目、鼻、口、耳、輪郭などなど顔のつくりを特別に確認したい場合があります。

応募要項にそのような指定、指示がある場合には頭のてっぺんから鎖骨下くらいまでが写ったフェイスアップ写真(顔のアップの写真)の提出が求められる場合もあります。

婚活写真、お見合い写真でのバストアップ写真

お見合い写真など婚活写真でバストアップ写真を結婚相談所に提出する際に縦長の写真(例えば縦横比3:2の写真やL判写真)を求められることほとんどです。

上記で説明したオーディション写真と同様で両肩が枠に入った写真を求められることが多いのが現状です。

よって頭のてっぺんから腰くらいまでが写った写真(ウエストショット、ウエストアップ写真)を使用する事が多くみられます。

ビジネスシーンでのバストアップ写真

ビジネスでは名刺、webサイト、パンフレットなどなど様々なシーンでプロフィール写真を使用すると思います。

縦長のバストアップ写真の提出をデザイナーさんなどから求められた場合、頭のてっぺんから腰くらいまでが納まった写真を渡すとトリミングなどデザインの自由度が高くなるのでデザイナーさんに喜ばれる場合があります。

上記で解説したようにバストアップ写真を忠実に縦長に撮影した写真ではデザインに支障が出る場合があります。写真スタジオなどでプロカメラマンに撮影してもらう際には、「必要なバストアップ写真がどれくらいなのか?」の認識を事前にデザイナーさんなどに確認してください。

また、カメラマンに相談することをお勧めします。

就活写真(履歴書写真)のバストアップ写真とは?

就活写真(就活の証明写真、履歴書写真)でのバストアップ写真とは頭のてっぺんから胸下くらいまでが写った写真を指します。

しかし、オーディション写真や婚活写真と同様に就活写真で求められるバストアップ写真についても「両肩を入れるべきか?」「忠実に撮影するべきか?」を判断しなければいけません。

忠実に撮影したバストアップ写真

就活写真(就活の証明写真、履歴書写真)でのバストアップ写真とは頭のてっぺんから胸下くらいまでが写った写真を指します。

両肩が入るバストアップ写真

就活写真(就活の証明写真、履歴書写真)でのバストアップ写真において縦長の写真では丁度両肩が入るくらいを求められる場合があます。

顔の大きさ、肩幅、首の長さなど被写体のバランスや撮影の角度、写真の縦横比率にもよりますが、頭のてっぺんから腰くらいまでが写った写真(ウエストショット、ウエストアップ写真)をバストアップ写真として求められる場合が考えられます。

特殊なお仕事ではバストアップ写真が求められます。

特にキャビンアテンダント(CA)やアナウンサーなどビジュアルも採用基準となる特殊なお仕事では、就活写真としてバストアップ写真の提出を求められるケースが多々あります。

就活でのバストアップ写真のよくあるサイズ

就活でのバストアップ写真において、画像データでは縦横比率4:3あるいは3:2の画像を使用する事が多く、写真プリントではL判サイズを使用するケースが多いです。

また、画像データを送信する際は1MB以下を指定している事が多いので、容量についても注意が必要です。

※40×30(単位:mm)の写真提出でバストアップ写真の提出を求める企業を見かけたことはほぼありません。

上記チェックポイントをご確認ください。

就活写真でのバストアップ写真は、上記「バストアップ写真についてのチェックポイント」については特に注意する必要があります。

※バストアップ写真という表現を使用してない就活写真では特別な指定がない限り、写真の縦の長さに対する顔の縦の長さを65~70%くらいにするケースが多いです。

※就活写真に関しては企業ごとの求人情報を必ずご確認ください。

バストアップ画像とは

バストアップ画像とはバストアップ写真のデジタル画像の事です。データ形式はjpg、jpeg、pngがよく使用されます。提出された側が取り扱いやすいので、特に指定がない場合は、jpg、jpegをご利用ください。

「バストアップ写真」の言い換えは?

バストアップ写真の事をバストショット、バストアップショットという方もいるようです。