証明写真。プロが基本知識を解説します。| 後楽園スタジオ
証明写真の基本知識についてプロカメラマンが日本一わかりやすく解説いたします。こちらの基本知識についてご理解を深める事で目的を達成することが出来る、目的を達成する確率を下げずに済む証明写真を用意することが出来ます。また、様々な証明写真のよくある質問についても回答しています。
証明写真とは
証明写真とは人物を証明するための写真であり、証明写真に写った人物と実際の人物を照合するために利用される写真です。証明写真には非常に多くの用途があり、用途にはもちろん目的があります。その目的を達成するために要件(必要条件)を満たした写真が証明写真です。
証明写真の主な用途は3つ
細分化すると証明写真の用途は1000種類以上あると考えられますが大きく3つの用途にまとめることが出来ます。
- 身分証明書
- パスポート、運転免許証、マイナンバーカード、中国ビザ、学生証、社員証など個人を証明する身分証明書に証明写真は使用されます
- 受験写真、願書写真
- 中学受験、高校受験、大学受験など進学試験の願書や司法試験、看護師国家試験など国家試験の願書、TOEIC、英検など検定を受験する際の願書など各種試験を受ける際に証明写真は使用されます。
- 履歴書写真
- 就職活動、転職活動、アルバイト応募などに利用する履歴書の写真として証明写真は使用されます。
証明写真の要件(必要条件)とは
- 証明写真には要件がある
写真サイズ、顔の大きさ、表情、髪型、背景色、撮影日、服装、メガネなどについて証明写真には要件(必要条件)があります。
- 証明写真は用途ごとに必要条件が異なる
-
証明写真には幅広い用途がありそれぞれの用途によって求められる要件(必要条件)は異なります。
例えばパスポート写真、中国ビザの写真、履歴書の写真などではそれぞれ求められる必要条件は異なります。
- 要件(必要条件)を満たす事で目的を達成できる
-
用途ごとに証明写真の要件を満たす事で目的を達成することが出来ますし、目的を達成する確率を下げずに済みます。
例えばパスポート写真の要件を満たせばパスポートの取得はできますし、試験の願書の写真要件を満たせば受験が出来ます。また正しい履歴書写真を提出することでバイトや就活での「採用される」確率を下げずに済みます。
※目的とはパスポート取得、中国ビザ取得、バイトや就活での採用、試験の受験資格などを指します。
- 要件の直前確認は重要です。
前触れなく急に要件が変更されることがあります。ガイドラインが明示されている証明写真については提出直前に確認することがお勧めです。
- 要件(必要条件)のご注意点
証明写真は個人の価値観により撮影、作成する写真ではないことに注意が必要です。例えば一般常識であると個人が思っていることが実はその用途による必要条件にあてはまらないことが多数あります。
証明写真における要件(必要条件)のチェックポイント34
証明写真を用意(撮影、作成)する際に確認するべき要件(必要条件)のチェックポイント一覧です。ご利用いただくことで各種証明写真にてチェックするべき事に気づくことが出来ます。
こちらのチェックポイントは証明写真を求める側(提出先)の方にもご利用頂けるチェックポイントです。
提出する側、提出される側の認識が一致している事は非常に重要です。不一致なケースが非常に多くあるのでご参考にして頂けますと幸いです。
- ご利用上の注意点
-
- 「どうするべきか?」「何が正しいか?」が確認できるものではありません。
- 要件については各種ガイドラインにてご確認ください。各種証明写真の詳細を記載してるわけではございません。
- 「チェックポイントの必要性」を保証するものではありません。
- すべての証明写真の目的、用途を網羅したチェックポイントではありません。
証明写真はどんな写真か?
- ①提出はなにでするか?
- 写真を提出、画像データを提出、写真と画像データ両方を提出の3パターンが考えられます。
- ②背景
- 柄、模様は不可であり、人物以外の異物の写り込みも不可です。人物の影も写ってはいけません。
- ③背景色
- 背景色は単色を使用します。グラデーションが不可であると明記している証明写真もあります。白背景を使用する事は多いですし問題はありませんが、運転免許証のように白背景が不可の場合もあります。
- ④顔の大きさ
- 身分証明書の証明写真は顔の大きさを指定している事が多いです。指定がない場合には写真の縦の長さに対して顔の大きさを65~70%くらいにしておくとバランスの良い証明写真が出来上がります。履歴書写真ではバストアップという表現も出てきますし、運転免許証では上三分身などと分かりづらい表現があるのが現状です。顔の大きさのガイドラインがない場合には非常に悩むポイントです。
- ⑤顔の位置
- 身分証明書の証明写真は顔の位置を指定してることが多いです。パスポート写真、中国ビザの写真など細かい規定があるので注意が必要です。
- ⑥明るさ、光量
- 暗すぎず明るすぎずな光量にします。
- ⑦光の当て方
- 顔や背景に影のできない角度で当てることが一般的ですし、求められます。
- ⑧ピント
- ピンボケは不可です。
- ⑨異物の写り込み
- レンズ、カメラの汚れやなど人物以外の異物の写り込みは不可なので注意が必要です。
- ⑩撮影日、使用期限、有効期間
- 証明写真は用途により撮影日からの使用期限、有効期間が設定されてる場合がほとんどです。撮影日には気をつけましょう。
- ⑪何で撮るか?機材は?
- プロの使用するカメラや機材で撮影することが一番です。
画像データについて
- ⑫解像度(dpi)
- 解像度の指定があるかを確認します。解像度(単位:dpi)と画素数(単位:px)が同じと勘違いされる方もいますが異なるものなので注意が必要です。
- ⑬サイズ(ピクセル数)
- 縦横のピクセル数を確認します。
- ⑭縦横比率
- 縦横の比率を確認します。
- ⑮データ容量
- データ容量を指定している場合が多くみられます。※解像度と縦横サイズを指定することでおおよそのデータ容量は決まります。データ容量をガイドライン上で指定することは適切ではありません。しかし、指定していることが多いのが現状です。
- ⑯拡張子
- jpg、jpegを指定する場合が多くみられます。
- ⑰画像データの破損
- 画像データの破損に気をつけましょう。usbメモリなど記録媒体が壊れていると画像データも壊れます。
写真について
- ⑱サイズ
- 各種証明写真で決められた指定のサイズを提出しましょう。
- ⑲紙の質
- 光沢の写真紙を使用します。でこぼこした紙、絹目などは写真紙であっても不可です。上質紙などコピー用紙も不可です。シールの証明写真も不可の場合は多々あります。
- ⑳必要枚数
- 各種証明写真ごとに必要な枚数が変わります。
- ㉑インクのにじみ
- インクのにじみは不可です。
- ㉒線や縞模様
- 写真の印刷時に出来る線や縞模様は不可です。プリンター、印刷機の汚れによることが考えられます。
人物について
- ㉓髪
- 特に目に前髪が入ってはいけません。顔の器官は全て隠れないようにします。顔の輪郭も出します。
- ㉔服装
- 履歴書の写真は正装です。受験写真も場合によって正装します。また私服の場合にパーカーなどはフードが異物とみなされる場合があるので避けます。また、タートルネックなど顔の輪郭を隠すものは不可です。特にパスポート写真や中国ビザの写真などでは不可です。
- ㉕服の色
- 背景色との同化を防ぐため同色は不可となる場合があるのでご注意ください。例えば中国ビザの写真は「背景は白色、或いは白に近い色であること。」と指定されてるので白い服は不可となります。
- ㉖メイク
- 人物が特定できないメイクは不可です。メイクをする場合にはナチュラルメイクにしましょう。就活、転職、アルバイトなどの履歴書写真について一部の方は女性のメイクがマナーであると認識している場合があるので注意が必要です。
- ㉗アクセサリー
- 基本的にはつけません。髪飾り、帽子、アクセサー、マフラーなどはすべて不可です。宗教的、身体的な理由を除きすべて外します。
- ㉘カラーコンタクト
- 身分証の証明写真では不可です。例えばカラーコンタクトをした写真では100%パスポートの取得はできません。
- ㉙まつ毛
- 身分証の証明写真ではツケまつ毛は不可な場合があります。例えばパスポート写真のガイドラインではツケまつ毛は不可としています。
- ㉚メガネ
- 証明写真の用途によりばらつきがあります。アメリカビザの写真ではメガネ不可、大学入学共通テストの受験票の写真は試験時に眼鏡をするのであればメガネをかけた写真にします。メガネが反射する場合があるので技術を持ったカメラマンの撮影が必要な場合も考えられます。
- ㉛表情
- 基本は無表情、ニュートラルな表情で撮影します。履歴書写真など好印象に見せたい場合には微笑む程度の写真を使用する場合もあります。また、アナウンサー応募やキャビンアテンダント(CA)の就職活動など特殊な例は考えられますので業種、企業ごとの常識に従う事も重要です。
- ㉜ポーズ
- 基本はまっすぐ正面です。ただし、アナウンサー応募やキャビンアテンダント(CA)の就職活動など特殊な例は考えられますので業種、企業ごとの常識に従う事も重要です。
- ㉝修正
- 修正はしてはいけません。存在しない人の証明写真を提出することになります。
- ㉞服のみだれ、よごれ
- 履歴書写真においては重要なポイントです。一部の受験写真においても重要な場合が想定されます。
証明写真を用意(撮影、作成)する方法
証明写真ってどこでとれるの?撮ってもらえるの?自分で作れるの?と悩む方は非常に多いと思います。
目的を達成できるように「どこで撮るのか?」の選定は大変難しく、非常に重要です。
証明写真を用意(撮影、作成)するには「自作する方法」と「撮影サービスを利用する方法」の2パターンがあり、「撮影サービスを利用する方法」には「人が撮影するサービス」と「機械が撮影するサービス」の2パターンがあります。よって、大きくは3パターンあります。
どの方法を選択すべきかはメリット、デメリットをご理解いただいたうえで、証明写真の目的、用途ごとにご自身で判断しなければいけません。
下記にそれぞれの方法についてメリット、デメリットをご紹介します。
1人が撮影するサービス(撮影サービスを利用する方法)のメリット、デメリット
写真スタジオ、電気量販店、カメラ屋、写真屋にて証明写真は撮影、作成してもらう事が出来ます。こちらでは証明写真を「人が撮影するサービス」のメリットデメリットをご紹介します。
- メリット
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- 質問・相談ができる。(証明写真の目的・用途にあわせた必要条件を把握しているカメラマンや店舗の場合に限ります。)
- 気づきずらい注意点をその場で指摘してもらえる可能性がある。(カメラマン、店舗によって経験、知識、技術に差があります。)
- 後日の撮り直しが出来る店舗もある。
- 写真のサイズ変更をしてくれるなど機械が苦手な人には大変便利。
- ヘアメイクの施術を受けることが出来る。(美容室が併設している写真スタジオに限ります)
- デメリット
-
- 店舗選定が難しい。(カメラマン、店舗によって経験、知識、技術に差があり証明写真の目的を達成できる店舗を探す必要があるため。また、料金・サービスも店舗ごとに異なるため。)
- 店舗まで足を運ぶ必要があるため面倒。
- 証明写真機よりも高額になる。
- 予約が必要な場合が多いので面倒。
- 営業時間があるため撮影の時間帯に制限がある。
2機械が撮影するサービス(撮影サービスを利用する方法)のメリット、デメリット
証明写真は証明写真機にて撮影、作成することが出来ます。こちらでは証明写真を「機械が撮影するサービス」のメリットデメリットをご紹介します。
- メリット
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- 人間が撮影するより安価に設定されている。
- 設置してあるところがたくさんある。
- 予約が不要なので気軽。
- 24時間利用できる場合がある。
- デメリット
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- 機械により性能、機能に違いがある。
- 気づきずらい注意点をその場で指摘してもらえない。相談できない。
- 後日の撮り直しがきかない。
- 機械が苦手な人には不向き。
- 証明写真の目的・用途にあわせた必要条件を全て自分で把握しなければいけない。
- 機械による証明写真を不可としている提出先が存在する。
※最近の証明写真機は機種によって性能・機能が向上しており撮影データをスマホにjpg保存できるなどさらなる進化を遂げています。
3証明写真を自作するメリット、デメリット
証明写真は自作することができます。こちらでは証明写真を「自作する」メリットデメリットをご紹介します。
- メリット
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- 撮り直しが手軽
- 安い(家庭用のプリンター、コンビニプリントを利用すれば写真スタジオや証明写真機より安い)。
- 機械を探したり、店舗を探す手間がない。
- 予約が不要なので気軽。
- 24時間いつでも作れる。
- デメリット
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- 証明写真の目的・用途にあわせた必要条件を全て自分で把握しなければいけない。
- 技術・知識・経験が必要となる。
- 撮影機材が必要となる。
- 証明写真の目的・用途にあわせた背景を用意また探さなくてはいけない。
- 自作の証明写真を不可としている提出先が存在する。
証明写真の呼ばれ方、ネーミング
証明写真の呼ばれ方はたくさんあります。これは証明写真なの?これも証明写真なの?といった疑問を解消出来るかもしれません。
こちらでは証明写真によくある表現をご紹介しします。
- パスポート写真
- パスポート取得申請に使用される証明写真であり、パスポートにも使用される写真です。
- 就活写真
- 就活活動に利用される証明写真全般を指します。
- 転職写真
- 転職活動に利用される証明写真全般を指します。
- 履歴書写真
- 就職活動、転職活動、アルバイトの応募などの際に提出する履歴書に貼る証明写真の事です。
- 受験写真
- 国家試験、進学試験、検定など各種試験を受験する際の願書に使用する写真です。
証明写真についてご質問にお答えします。
証明写真について共通した回答となります。
証明写真を撮ってもらうといくらくらいしますか?料金はいくらくらいが相場ですか?
証明写真を撮ってもらうには3パターン考えられます。各パターンでいくらかかるかは以下となります。 おおよその料金相場なのでご参考程度にしてください。
- 証明写真の料金相場
-
- 友達、家族など身近な人に撮影してもらう:0円~
- 証明写真機など機械に撮影してもらう場合には:700円~1600円
- 写真スタジオなどのサービスを利用しカメラマンに撮影してもらう:1500円~20000円
証明写真の値段は平均していくらですか?
証明写真の値段の平均は目的、目標、用途により大きく異なるため割り出す事が不可能だと考えられます。
証明写真を撮るにはいくらお金がかかる?
証明写真は自分で撮るのは0円です。撮影のサービスを利用すれば、おおよそ700円~20000円です。
証明写真撮影はお金がかかる?
証明写真撮影は自分撮影すれば0円です。証明写真機を利用したり、写真スタジオなどのサービスを利用し撮影してもらう場合にはお金がかかります。
証明写真はすっぴんでもいいですか?証明写真にノーメイクはありですか?
証明写真はノーメイク(すっぴん)でも大丈夫です。ありです。各種証明写真においてメイクをすることについて推奨はされていません。
ただし、就職活動などの履歴書に使用する写真についてはメイクをしたほうが良い場合もあります。日本の社会において「女性のメイクは社会人のマナー」と考えてる方が一部います。また、業種や企業によってもメイクをした写真を好む場合や、求める場合が考えられます。
証明写真に化粧(メイク)はしてもいいですか?化粧(メイク)して撮ってもいいですか?
証明写真において化粧(メイク)はしても大丈夫です。化粧をして撮影する場合には人物の特定が出来るようにナチュラルなメイクをする事で各種証明写真の目的を達成する確率が上がります。また、アナウンサーやキャビンアテンダントなどビジュアルも重要視される履歴書写真に関しては提出先のガイドラインに従ってください。
証明写真のメイクのマナーは?
証明写真のメイクにマナーはありません。ただし、履歴書の写真において「女性のメイクは社会人のマナー」と考えてる方が一部います。
証明写真のメイクはどこまでOKですか?
証明写真のメイクがどこまでokなのか?という判断は人物が特定できることが最も重要です。よって、メイクをするのであればナチュラルメイクが一般的です。
しかし、履歴書写真に関しては業種、企業によって求めているメイクが異なる場合があるので注意が必要です。
証明写真で髪の毛を下ろしてもいいですか?ロングヘアの人は証明写真で髪をおろしてもいい?
証明写真で髪の毛を下ろしても問題ありません。ただし、顔の輪郭、目、鼻、口、耳、首を隠さないように髪の毛がかぶらないようにします。理由としてはパスポート写真など身分証の写真や受験写真など用途によっては不備になりますし、履歴書写真においても印象を悪くしてしまう可能性が考えられます。
履歴書写真においては髪を下ろさない写真を求める業種や企業も存在する可能性もあるので注意する必要があります。
※パスポート写真(参照:外務省)
証明写真は黒髪じゃないとダメですか?
明写真は黒髪である必要はありません。ただし、受験写真においては学校が、履歴書写真においては企業や業種によって黒以外に染色した髪について不適切と判断する場合もあるので注意が必要です。
証明写真で前髪はあってもいいですか?
ほとんどの証明写真において前髪はあっても大丈夫です。(ただし、顔の輪郭、目、鼻、口、耳、首を隠さないように髪の毛がかぶらないようにします。)
しかし、中国ビザの写真の要件にあるように証明写真の用途によっては前髪がある事で不備になる場合があるので各種証明写真のガイドラインなどをご確認ください。
※中国ビザの写真(参照:東京華僑総会)
証明写真で髪を結ばなくてもいいですか?
証明写真において髪を結ぶ必要性はありません。しかし、履歴書写真や受験写真において、よい印象を与えることが必要であり良い印象を与えたい場合に「良い印象を与えることが髪を結ぶ事である」と判断するのであれば髪は結ぶべきでしょう。しかし、髪質、髪の長さ、結び方によって印象は大きく変わります。
証明写真に適した髪色は?
証明写真において適した髪色とは背景と同化しない色です。また、染色などをしないご自身の自然な髪色が最も適しています。
証明写真でおでこを出すとどうなる?
受験写真や履歴書の写真において、おでこが隠れないように前髪を横に流したり、上げたりすることが「さわやか」「清潔感がある」と考える一部の方は存在します。これは、肌色の面積が増えることで明るい印象を与えられる効果の1つです。
しかし、性別や髪質、ヘアスタイル、時代、社会的常識、風潮、見る人の主観、企業ごとの常識、学校の認識などによって左右されるものであるため必ず清潔感がアップするわけではありません。
また、中国ビザの写真など「おでこを出す」ことが要件とされている証明写真もあるのでガイドラインが明示されてる場合には必ずご確認ください。
証明写真のNG髪型は?
顔の輪郭、目、鼻、口、耳、首を隠す髪型はNGです。中国ビザの写真のようにおでこを隠す髪型がNGな証明写真もあります。
また上部に盛りすぎ、たてすぎの髪型もNGです。理由として写真の縦の長さに対する顔の縦の長さを決定することが難しくなります。
補足ですが帽子、ヘアバンド、カチューシャ、かんざし、大きなヘアピンなど髪飾りが不備となる証明写真は多数存在します。
証明写真ってどこで撮れるの?
証明写真はどこで撮れるのか?と知りたい方は非常に多くいます。こちらでは証明写真が撮れる場所をご紹介します。
- 証明写真が撮れる場所一覧
-
- 写真館(写真スタジオ、フォトスタジオ)
- 電気量販店
- カメラ屋さん
- 写真屋さん
- 証明写真機
※上記「証明写真を用意(撮影、作成)する方法」もご参考にしてください。
証明写真は笑ってもいいですか?
全ての証明写真において笑う事は不可とされています。理由として証明写真は人物を特定するために使用します。
ただし、アナウンサー応募、キャビンアテンダント(CA)の就活の証明写真など特殊な職業の場合に企業から求められる場合を除きます。
証明写真は笑ったほうがいいですか?
証明写真は笑わない方がいいです。全ての証明写真において笑う事は不可とされています。理由として証明写真は人物を特定するために使用します。
しかし良い印象を与えたい就活の証明写真、バイトの履歴書写真、転職の証明写真においては微笑む程度の写真を使用する場合もあります。
また、特殊なケースとしてはアナウンサー応募、キャビンアテンダント(CA)の就活の証明写真など企業から笑顔の写真を求められる場合はあります。
証明写真で歯を見せるのはNGですか?
証明写真では歯は見せません。見せる事はNGです。しかし、歯の大きさや顔の構造上歯が見えてしまうのは問題ありません。
※別ページ「証明写真で歯を見せないのはなぜ?」もご参考にしてください。
証明写真を撮るときは口を閉じるべきですか?
証明写真を撮るときは口を閉じるべきです。歯が大きい、歯が前に出てるなど仕方ない場合は無理に閉じる必要はありません。
※別ページ「証明写真で歯を見せないのはなぜ?」もご参考にしてください。
証明写真はなぜ3ヶ月以内に撮る必要があるのか?
証明写真の提出時の容姿と証明写真を撮影時の容姿に差が出ないようにするためです。これは証明写真が「証明写真に写った人物と実際の人物を照合するために利用される写真」であるためにその正確性が失われる事を防ぐためです。
証明写真はいつ撮りに行くべき?
証明写真は用途により使用期限が、有効期間が決められています。よって、用途によって決められた有効期間内に撮影するべきです。
証明写真は何ヶ月有効ですか?
証明写真は用途により撮影日からの有効期間、使用期限が決められています。以下は各種証明写真の有効期間一覧です。
証明写真の用途 | 有効期間 |
---|---|
履歴書写真 | 3ヵ月以内 |
大学入学共通テスト (共テ、共通テスト) |
3ヵ月以内 |
ミライコンパス | 3ヵ月以内 |
パスポート写真 (日本) |
6ヵ月以内 |
中国ビザの写真 | 6ヵ月以内 |
運転免許証 | 6ヵ月以内 |
スマホで証明写真は撮れますか?
証明写真を撮る事は可能です。しかし、証明写真の用途により要件が異なるため注意が必要です。
知識、経験、技術があれば証明写真の用途の要件を満たす事ができ、証明写真を提出する目的を達成することが出来ます。
証明写真は自分で撮ったらだめですか?
証明写真を自分で撮る事はだめではありません。しかし、証明写真の用途により要件が異なるため注意が必要です。
知識、経験、技術があれば証明写真の用途の要件を満たす事ができ、証明写真を提出する目的を達成することが出来ます。
しかし、カナダのパスポート写真のように証明写真の目的によっては提出先が「写真スタジオでプロが撮影した写真」を要件の一つとしている場合もあるので注意が必要です。
証明写真で何がダメですか?
証明写真を提出する目的を達成できない写真がダメです。ダメな証明写真です。目的達成するために必要条件を満たした証明写真を用意することが必要です。
証明写真でNGな例は?証明写真でダメな例は?
証明写真には用途が1000通り以上あります。各種証明写真のNG例、ダメな例には違いがあります。
よって、こちらでは各種証明写真に共通したダメな例、NG例のみをご紹介します。
- 各種証明写真に共通したNGな例、ダメな例
-
- 人物が特定できない
- 髪や服などで顔の器官(目、鼻、口、耳)が隠れている
- 髪や服などで顔の輪郭が隠れている。
- 背景が単色でない。
- 背景に人物以外の無駄なものや影が写っている。
※各種提出先のガイドラインにて要件(必要条件)をご確認ください。
証明写真がブサイクになるのはなぜ?
証明写真が不細工(ブサイク)と感じるのは個人の美的センス、価値観によるものであるため明確な答えはありません。しかし、考えられる原因はいくつかあります。
- 証明写真がブサイクになる考えられる原因一覧
-
- カメラのレンズにゆがみがある。
- カメラの設定(絞り、シャッタースピード)が最適化されていない。
- 撮影角度がブサイクと感じた人の好みでない。
- ライトの当たる角度がブサイクと感じた人の好みでない。
- ライトの光量が適正でない。
証明写真をキレイに撮るコツは?
証明写真をキレイに撮るコツは顔全体に一定の光を当て、カメラの設定(絞り、シャッタースピード)を最適化します。
使用している撮影機材によっても綺麗さには差が出るためプロ仕様の撮影機材を利用する事もコツと言えるでしょう。
また、綺麗に撮るには知識、経験、技術を身につける必要がありますが、無理な場合は知識、経験、技術のあるプロカメラマンにお願いすることもコツの1つです。
証明写真を3ヶ月以内に撮影したらバレますか?
撮影した画像の元データを提出した場合にバレます。しかし、3ヵ月以内に各種証明写真を撮影する事は必要条件の範囲のため問題はありません。
撮影した画像の元データにはプロパティと呼ばれる画像情報があるため撮影日などが分かります。プロパティは画像データに変更、編集などを加えることで変更されます。また消去や変更することも可能です。
証明写真代は何費?
証明写真を撮影した金額にもよりますが、証明写真代は「雑費」「消耗品費」の勘定科目で処理する場合が多いです。税務署、税理士にご確認頂くことで正しい情報が得られます。
証明写真は何で貼り付ける?
証明写真は一般的な文房具で使用される糊(のり)で貼り付けます。
特に水分の少ないステックのりを利用する事で証明写真、台紙(履歴書など)を傷めることなく貼り付けることが可能です。
両面テープ、セロハンテープなどは使用しません。
証明写真は普通の紙に印刷してもいいですか?
証明写真は光沢写真紙に印刷(プリントアウト)します。
絹目の写真紙、上質紙、再生紙などへの印刷は全ての証明写真において使用不可です。
普通の紙とはコピー用紙として使用する上質紙の事を指してると考えられますが、「普通の紙への印刷不可」としている証明写真がほとんどです。理由としては「綺麗でない」、「破損しやすい」などの理由が考えられます。
証明写真は白飛びしてもいいですか?
人物の特定が不可能なほどの白飛びは証明写真のほとんどの目的を果たせない可能性があるので避けるべきでしょう。