証明写真で歯を見せないのはなぜ?| 後楽園スタジオ
パスポート写真、ビザの写真では歯を見せた笑顔の写真は却下されます。また就職活動の証明写真においても歯を見せた笑顔の写真は特別な職種を除いてはあまり使用しません。それはいったいなぜでしょう?こちらでは証明写真で歯を見せない理由について解説いたします。
パスポート写真、ビザの写真で歯を見せない理由
パスポート写真、ビザの写真など公的な証明写真では無表情の写真を使用します。歯を見せた笑顔の写真、口角を上げた笑顔などの写真は不適当な写真として却下されます。これはなぜでしょう?理由は以下となります。
- ①いつも同じ顔というのは無表情であり、無表情が一番証明写真に適しているとされている。
- 表情を付けるという事は顔の形が変わります。表情は気分、体調、気候などなどいつも同じにすることができないため、表情がある証明写真と本人を照合をする事が難しくなる場合があり不適切な写真として位置づけられています。
- ②無表情は顔認証技術(顔認証システム)が認証しやすい
- 渡航先国によっては、入国審査などの際に顔認証技術(顔認証システム)を用いて渡航者の本人確認を行う事もあります。よって、システムが判断しやすい、表情に左右されない写真が「適当な写真」として認められます。
*大きな歯であるために、無表情の場合でも歯が出てしまう場合は除きます。
就職活動の証明写真で歯を見せない理由
就活写真において、アナウンサーやCA、アパレル関係など特殊なお仕事では歯を見せた笑顔の写真を求められる場合もありますが特別企業からの指定がない限り就活の証明写真では微笑む程度の表情の写真や真顔の写真を使用します。歯を見せた笑顔の写真を使用しないのはいったいなぜでしょうか?理由については以下が考えられます。
- ふざけている、馬鹿にしてる、まじめじゃないなどと判断する人がいるかもしない。
- 歯を見せない笑顔が奥ゆかしい、控えめ、従順と思っている人がいる。
- 歯を見せない写真が一般的だと認識している人が多い。
※就活写真において歯を見せた笑顔の写真を使用してはいけないというわけではありません。ただし、1~3の理由がある限り就職したい企業に対してマイナスなイメージを持たれる可能性がある事は可能な限り避けた方がよいのではないでしょうか?