スローシンクロ撮影|撮影に関する用語集

撮影に関する用語「スローシンクロ撮影」について解説します。

スローシンクロ撮影

夜間撮影などでの撮影手法の一つで、シャッタースピードを遅くすることによってストロボの光を前景・背景に行き渡らせる撮影方法のことである。 通常、ストロボを使った撮影では、シャッターは数十分の一秒間だけ開かれるようになっている。この場合、被写体として手前に写っている人物はよく撮れるが、背景にまでストロボの光が届かず、露出不足で暗く写ってしまう。スローシンクロでは、シャッタースピードを長くすることによって、背景の光も十分に取り込むことができる。これによって暗所でも背景を十分に撮影することができる。スローシンクロは、暗い室内や、夜景を背景として人物を撮影したい場合などに有効な撮影方法とされている。